祭りと言えば夏を連想しますが、全国にはそれぞれの季節で開催されている祭りもたくさんありますよね。
そして福岡県のお祭りと言えば博多山笠が有名ですが、
田川市で毎年開催される炭坑節まつりというお祭りがあります。
炭坑節まつりとはどんな祭りなのか、歴史や見どころなどをまとめました。
炭鉱節まつりとはどんなお祭り?
炭坑節まつりが開催されるようになったのは2006年からで、
毎年11月の第一土曜日と日曜日の2日間開催されます。
炭坑節まつりは、福岡県田川市で行われる地域のお祭りで、炭鉱文化や歴史を祝うイベントです。
お祭りとしての歴史は比較的新しいですが、炭坑節の歴史自体は戦前にまで遡ります。
元々は炭鉱の町として栄えた福岡県の田川市(現在)で炭鉱労働者、
その中でも炭鉱の選別作業に従事していた女性たちが唄っていたものが始まりだそうです。
炭鉱労働者の間で唄われていた歌が戦後にラジオで全国に広まり、
多くの人に親しまれるようになっていきました。
この祭りでは、炭坑節という伝統的な民謡や踊りが中心となり、
地元の人々だけでなく、事前申し込みをすれば観光客も参加できます。
炭坑節は、炭鉱で働く人々の生活や労働を歌ったもので、地域のアイデンティティを象徴しています。
祭りでは、炭坑節の踊りや歌の披露のほか、
出店やパフォーマンス、子ども向けのアクティビティなども充実しており、家族連れでも楽しむことができます。
地域の活気を感じられるこのイベントは、毎年多くの人々が訪れ、炭鉱の歴史を振り返る良い機会となっています。
田川市で行われる炭坑節まつりは、炭鉱の町として栄えた田川市の歴史や文化を伝える意味でも
非常に大事なお祭りとして地元の人に親しまれている一大イベントなんですね。
興味があれば、ぜひ参加してみてください!
炭鉱節まつりが開催される場所は?
炭坑節まつりは福岡県田川市にある石炭記念公園で行われるようです。
石炭記念公園は元は三井田川鉱業所で、ボイラーの排煙に使われていた2本の煙突が今現在も公園のシンボルとして残っています。
夜にはライトアップもされ、昼間とはまた違った雰囲気も味わえるみたいですね。
石炭記念公園は、主に石炭産業の歴史や文化を紹介する公園になってます。
日本の炭鉱地域であることを背景に、石炭に関連する展示物や施設が設けられています。
公園内には、炭鉱の歴史を学ぶことができる田川市石炭・歴史博物館や、炭鉱の作業現場を再現したエリアなどがあり、
訪れる人々に当時の生活や産業の様子を伝えています。
また、自然豊かな環境も魅力の一つで、散策やピクニックにも適しています。
地域の歴史や文化に興味がある方にとって、訪れる価値のあるスポットになっています。
駐車場はある?
観光で訪れる人の中には、自家用車で訪れる人もいると思います。
炭坑節まつりは会場近くの田川市市役所や田川文化センターなどの駐車場が利用できるようで、
約1200台の駐車スペースが確保されているようです。
しかし祭り当日は非常に混み合う可能性が高いので、
車で直接会場へ向かうのは避けた方がいいかもしれません。
多少面倒であっても離れた場所のコインパーキングに車を停め、
そこから公共交通機関を使った方が移動はスムーズにできるように思います。
まとめ
炭坑節まつりは炭鉱として栄えた田川市の歴史や文化を体験しながら、地元の人や観光客が一緒になって楽しめるお祭りです。
出店される屋台も非常に気になりますよね。
田川市は他にも自然豊かで登山やハイキングも楽しめますし、地域の特産やグルメも楽しめます。
福岡県に訪れる際は、炭坑節まつりをメインに旅行の計画をたてるのもいいかもしれませんね!